派遣看護師 時給2100円

子育て 食べ放題 時々看護師

妊婦6ヶ月目 次の派遣先へ

もう2年くらい前のおはなし。

 

 なんだかんだ功績が認められ

『もう一件いってくれたら育休とれるよ』

と派遣会社と謎の取引があり

妊娠6ヶ月の身体で次の派遣先にむかった。

 

 

2年間働いて契約満了した古巣は

みんな良い人ばかりで

元気な赤ちゃん産んでね、

と餞別までくれ

最終日はわざわざ会いにきてくれる子もいた。

 

けど、私まだ働くんだよな

赤ちゃん産む前に。

明日から違う場所で。

ってその時は凄く冷静だったのを覚えている。

 

次の日から違う場所、スタッフ、患者達。

また一から覚えるのも、妊娠した身体じゃキツかった。けど、身体的というよりも精神的にキツかった。

 

正直家に帰って泣いた。

世知辛い世の中だなって、派遣でマタニティって。

基本マタニティ情緒不安定だから。

辛い辛すぎる。

 

 

旦那の母は心配症で反対されそうだし

一から説明しているうちにこっちがストレスになりそうだから

派遣先が変わることは黙っていた。

 

 

新しい派遣先は私が妊婦ってこと

承知の上で雇ってくれたけど

妊婦の手まで借りたいって

どんだけやばいんだろって

不安しかなかった。

 

 

休むことも考えた

けど、全ては金の為

金の為≒こどもの為。

お金に困ってるわけじゃないけど

あと3ヶ月間頑張れば

そのあと数百万手にはいる。

働かなければゼロ。その差は大きい。

 

ミニバン買える。

ハーゲンダッツ毎日買える。

なんだってできる。

 

赤ちゃんが産まれてから、ゆっくり過ごしたい。休みたい。贅沢したい。

すぐには働かないで、我が子の成長を間近でみたい。

その為の時間を今働いて買うのだ。

時間はお金で買える。

不安はあったけど、最初から迷いはなかった。

 派遣という働き方を選んだのも自分だ。

 

 

あと3ヶ月間、淡々と仕事をこなすだけ

 

 

続く

 

 

最近、娘がアンパンチしてくる。

 

アンパンチしたあとに

「いたいのいたのとんけー、ちゅっ」

(痛いの痛いのとんでけー、チュッ)

のフォローつき。最高。